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8. Musician( ミュージシャン - 音楽家 )の暗号
Major Scale ( メジャースケール - 長音階 ) を突破したところで、 Musician( ミュージシャン - 音楽家 )が遊ぶ「永遠の楽園」を少しだけ覗きに行きましょ う。まだまだ長期滞在はできませんよ。長期滞在のパスポートはもう少ししてからです。
ほら、さっそくリハーサルの現場を発見しました。みんな真剣ですね、遊んでいる時の彼等とはずいぶん違います。いや、彼等にとってはこれも立派な遊びです。セッションをより楽しくするために、真剣に準備しているところです。なにか言っていますよ、静かにして、どんなことを打ち合わせしているのか聞いてみましょう。
1.「Keyはこのままでいいかい」 2.「いいよ、Eのままで」 3.「ねえねえ、そのDダッシュ、どうウゴイテルノ?」 4.「ああそこ、1barsずつIV、III、II、III、VI、II、V、I にして」 5.「OK」 6.「あ、まって。Bの3小節目、III だけのところ、III とVI に分けようかな」 7.「オレもそのほうが良いと思うよ」 8.「じゃあ決まりだ。Bの頭から、16だけ合わせてみようか」 9.「1.2.3. 」
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おー、なかなかきますね!それにしても、なにを言っているのか、さっぱりではありませんか?
なにやら暗号めいたローマ数字や、省略語みたいな言葉がやたらと出てきますが、彼等 Musician( ミュージシャン - 音楽家 )にとっては日常使われる Music term( ミュージックターム - 音楽用語 )です。
皆さんにもわかるように、ちょっと翻訳してみましょう!
1.は解りますね、「このままの調で演奏していいですか」
2.は、そうです「ホ長調のままでいいです」
3.は、「リハーサルナンバーのDダッシュは、どんなコード進行ですか」
4.は、「そこは、A△7.G#m7.F#m7.G#m7.C#m7.F#m7.B7.Eで、それぞれ1小節ずつ演奏してください」
5.は、「わかった」ごめんなさい、あたりまえでした!
6.は、「まってください、リハーサルナンバーBの3小節目は、今はG#m7だけになっているけれど、G#m7とC#m7で2拍ずつにした方が良いと思いますが、皆さんはどう思われますか?」
7.は、「私もそのようにしたいと思います」
8.は、「それでは、そのようにいたしましょう。ところでリハーサルナンバーBの最初の小節から、16小節目までのリハーサルをしてみましょう」
9.は、レコーディングの時の習慣で、4拍目はカウントしていない。
どうですか、ずいぶんと長くなりますね、「時は金なり」。リハーサルを効率よく進行するためにも音楽の暗号、つまり音楽用語はとても重要です。第一、これくらいのことが理解できないようでは、ミュージシャンとしては仲間に入れてもらえない危険性がありますから要注意です。
というわけで、ミュージシャンの暗号を取り急ぎマスターしましょう。暗号を解読できるようになると言うことは、そのまま音楽の構造を理解することになりますから一石二鳥です。
2の会話はもうわかっていますし、3と8についても解説するまでもないでしょう。そう問題は4と6の会話、あのローマ数字の暗号だけは是非とも知りたいものです。
暗号の解読はあっけないほど簡単で、大事なことは瞬間で解読できるようになるまでトレーニングを重ねることです。
それでは暗号の解読表を Score ( スコアー - 楽譜)で確認しましょう。
| Scale tone ( スケールトーン - 音階上の音 ) の音度表示 | Key of C
じつに簡単ですね。KeyがCなら、Cを I として順番にVIIまでの繰り返しです。そしてKeyがFなら、Fを I として順番にVIIまでの繰り返しで、他のすべてのKeyも同じ要領で I からVIIまでの繰り返しです。
つまり、Keyが CでVIの Tone ( トーン - 音 ) はAになり、KeyがEbで III の Tone ( トーン - 音 ) はGになる、といった暗号の作り方をしています。
次に、この方法は Chord ( コード - 和音 )(和音)を表わす時にも使われます。そして Chord ( コード - 和音 )の時の方が圧倒的に使用頻度が高いので、 Harmony ( ハーモニー - 和声 )協和国に入ったら徹底的に検証した方が良いでしょう。
そこで次の訪問国、つまり Harmony ( ハーモニー - 和声 )協和国の探検の前に、少しだけ予習をしておきます。
Key of C
Chord ( コード - 和音 )についても、それぞれが I からVIIまでのローマ数字で表わされていますね。
Single Tone ( シングルトーン - 音単音 )の時も、 Chord ( コード - 和音 ) の時も、ローマ数字で表記される名称をDegree name(ディグリーネーム - 音度表示)と言います。またアルファベットで表記された Chord ( コード - 和音 )を、Guitar symbol ( ギターシンボル)または Chord name ( コードネーム - 和音名 ) と言います。
面白くなってきました。それでは、はやる気持ちを押さえつつ、一路、 Harmony ( ハーモニー - 和声 )協和国へと急ぎましょう。
そうです、 Harmony ( ハーモニー - 和声 )協和国は、初心者島と上級者島でひとつの協和国を造っていますが、これから向かう島は当然、初心者島です。どうぞご安心を。
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