音楽理論 講座
作曲・編曲のための
TOP MENU BACK NEXT 音楽学校アムバックス

7. 12のKey ( キー - 鍵盤 )と魔法の指

我々はすでに、C Major Scale ( メジャースケール - 長音階 ) の階段とその Interval ( インターバル - 音程 ) について多くを知りました。そうだとするとこれからは、Major Scale ( メジャースケール - 長音階 ) の仲間達を捜さ なければなりません。階段を登り切れば現われるのでしょうか?それとも低い音の方にいるのでしょうか? いいえ、どちらでもありません。仲間達はすぐ横にいます。手を延ばせば届く距離に、いま我々が立っているC Major Scale ( メジャースケール - 長音階 ) の階段と平行してならんでいます。


Chromatic Scale ( クロマチックスケール - 半音階 ) を思い出してください。そうです、1 Octave ( オクターブ - 8度 )だけでいいですから。

この Score ( スコアー - 楽譜)の書き方に私の意図を感じたら、君もいよいよ Mr. Tone ( ミスタートーン )の親友です。そう、bを使って降りてきたのには理由がありますが、それはすぐに発見されるでしょう。

ともかく、Major Scale ( メジャースケール - 長音階 ) はその全部、そう言っても12種類しかありませんが、その12種類全部が平行で並んでいます。イメージが大切ですから、3Dで表現してみましょう。 Scale ( スケール - 音階 ) の名称も浮かび上がりますから見逃さないように。

私が呪文を唱えたら、C Major Scale ( メジャースケール - 長音階 ) を取り巻いていたフォグが消えて、12のKeyが現われます!

『tonalite, tonalito,Tonart, Key, one more tonalite, tonalito,Tonart, Key』



規則正しく整列しているでしょう。3つの方向から分析してください。縦と横と斜めです。全部が斜めに見えるって?それはいけません。全部が斜めに見える人は、脳細胞のFlexibility(柔軟性)が足りませんよ。

なぜなら人間の頭脳は多少のゆがみや揺れを調整して、必要とされる要素に自動的に修正して認識できるように作られています。そしてそのことが人間を人間らしくしています。つまり、形式に囚われないで、感覚的にものごとを判断する能力です。とりわけ音楽にとっては感覚的な Sense (センス - 感覚 )、つまり感覚的な判断力が大切ですし、なによりも人間にFlexibilityがなかったら音楽は成立しません。

失礼、また横道にそれてしまいました。縦横斜めは、どれがどれでもかまいません。大切なことは Tone ( トーン - 音 ) の整列のしかたを、方向ごとに確認することです。ひとつは Major Scale ( メジャースケール - 長音階 ) としての Interval ( インターバル - 音程 ) 、つまりDiatonic(全音階)の形で並んでいる方向があります。そして Chromatic Scale ( クロマチックスケール - 半音階 ) で並んでいる方向もあります。さらにEnharmonic Tone ( エンハーモニック トーン - 異名同音)が現われている方向もあります。

このシンプルな3Dの階段に、音楽の仕組のほとんどが集約されています。もちろんここでは1 Octave ( オクターブ - 8度 )だけを取り上げていますが、上下にどこまで広げても Sound World は Octave ( オクターブ - 8度 )の繰り返しです。音の高さは変わりますが、同じ並び方をした同じ Tone name( トーンネーム - 音名 )がRepeat( リピート - 反復)されます。

それでは、3Dでみた12のKey(調)のすべてのMajor Scale ( メジャースケール - 長音階 )を、 Scoreで確認してみましょう。



おやおや、12のKeyと言っておきながら、14Measures(フォーティーメジャーズ - 14小節)も書いてあります。そうです、14のKeyのうちの2つのKeyはEnharmonic Key( エンハーモニックキー - 異名同音の調)です。つまり♯Keyで表現するか、それとも♭Keyで表現するかの違いで、聞えてくる Tone ( トーン - 音 ) はまったく同じです。

ところで、 Half Step ( ハーフステップ - 半音 ) の場所がどれも同じですね。3rd(サード - 3番目)と4th(フォース - 4番目)の Interval ( インターバル - 音程 ) と、7th( セブンス - 7番目)と1st( ファースト - 1番目 )の Interval ( インターバル - 音程 ) がm2nd、つまり Half Step ( ハーフステップ - 半音 ) になっています。もうわかっていますね。

Scale ( スケール - 音階 ) の名称は、Whole Step ( ホールステップ - 全音 ) と Half Step ( ハーフステップ - 半音 ) の組み合わせで付けられていますから、Major Scale ( メジャースケール - 長音階 ) と呼ばれる Scale ( スケール - 音階 ) は、始まる Tone ( トーン - 音 ) が変わっても、Whole Step ( ホールステップ - 全音 ) と Half Step ( ハーフステップ - 半音 ) の組み合わせは全部、[Whole Whole Half Whole Whole Whole Half] です。そうだとすると、12のKeyの全ての Interval ( インターバル - 音程 ) も、それほど苦労することなく発見できそうですね。

すべてのKeyはChromatic ( クロマチック - 半音 ) ごとに平行に並んでいますから、Major Scale ( メジャースケール - 長音階 ) である限り、始まる Tone ( トーン - 音 ) がChromaticに変化すれば、2番目以降の Tone ( トーン - 音 ) もすべてChromaticに変化しますから、当然、各 Tone ( トーン - 音 ) の間の Interval ( インターバル - 音程 ) は同じままです。このことを Keyboard ( キーボード - 鍵盤 )で確かめようとすると、最初のうちは黒鍵に惑わされるかもしれません。しかしここでもう一度、 Keyboard ( キーボード - 鍵盤 )について思い出しましょう。

Keyboard ( キーボード - 鍵盤 )は、すべての鍵盤がChromatic、つまり Half Step ( ハーフステップ - 半音 ) ごとに並んでいます。言い替えると、白鍵と黒鍵はまったく同じものです。そう、鍵盤の形や色の違いは人間が扱い易いように、 Scale ( スケール - 音階 ) の構造と指使いの関係を研究した結果に過ぎなかったのです。これからは、黒鍵と白鍵を差別しないで考える習慣を付けたいものです。

さあ、 Major Scale ( メジャースケール - 長音階 ) の12のKeyに現われるすべての Interval ( インターバル - 音程 ) を、 Score ( スコアー - 楽譜)で表現しますから、「魔法の指」で弾きながら確認してみましょう。「魔法の指?」、そうですピアニストの指は「魔法の指」です。 Piano を弾ける人はもちろん、弾けない人も Scale ( スケール - 音階 ) ぐらいは「魔法の指の法則」にしたがって、ピアニストと同じFingering (フィンガリング - 運指法)で弾いてみましょう。

魔法の指の法則を守れば問題はありませんが、さらに理解を簡単にするために Score ( スコアー - 楽譜)にはFinger number( フィンガーナンバー - 指番号)を記入しましたので参考にしてください。


魔法の指の法則


魔法の指の法則  Scale ( スケール - 音階 ) 右手編(ここでは Scale ( スケール - 音階 )を弾くための法則を紹介します)

第一法則  A thumb (親指-1の指)は白鍵だけを弾きますが、Upでは Half Step ( ハーフステップ - 半音 ) の次の Tone ( トーン - 音 ) または黒鍵から白鍵に変わる時の Tone ( トーン - 音 ) を、Downでは Half Step ( ハーフステップ - 半音 ) の前の Tone ( トーン - 音 ) または白鍵から黒鍵に変わる前の Tone ( トーン - 音 ) を、それぞれ担当します。
第二法則  A little finger(小指-5の指)も白鍵だけを担当し、Upでは最後の Tone ( トーン - 音 ) を、Downでは最初の Tone ( トーン - 音 ) を弾きます。
第三法則  残りの3指、つまりA forefinger(人さし指-2の指)、A middle finger (中指-3の指)、A third finger(薬指-4の指)は、黒鍵と白鍵の両方を弾きますが、第一法則と第二法則の間を埋めるように、2指が連続する時と3指が連続する時があります。

上記の法則を守って弾くと、 Piano がとても楽しくなります。そして結果として、すべての Octave ( オクターブ - 8度 )が同じFingering (フィンガリング - 運指法)で弾けることに気付くでしょう。

Key of C

Key of FKey of BbKey of EbKey of Ab
Key of DbKey of GbKey of BKey of E
Key of AKey of DKey of G



いやいやお疲れさまでした。これだけ単調な階段、つまり Scale ( スケール - 音階 )を続けて探検すると、覚悟はしていても結構精神的にヘビーですね。しかしここしばらくは、どうしても押さえておきたい探検が続きます。しばしのご辛抱と言っても無理な相談かもしれないので、単調な世界の楽しみ方を教えましょう。それは、つまらくなったら自分から楽しくしてしまえば良いんです。

たとえばこんなふうに。

Example AExample BExample C


Sequenced Drumsを聞きながらPlay(演奏)すると、さらに楽しいでしょう。もちろん Score ( スコアー - 楽譜)の Rhythm ( リズム )は例ですから、自分の好きな Phrase ( フレーズ - 楽句 ) でPlayしてください。

それにしても、Major Scale ( メジャースケール - 長音階 ) は簡単でした。12のKeyは始まる Tone ( トーン - 音 ) が違うだけで、 Interval ( インターバル - 音程 ) によって表わされる構造は全部おなじでしたね。

振り返って見ると、 Scale ( スケール - 音階 ) とは目盛のことですから、Major Scale ( メジャースケール - 長音階 ) の12のKeyとは「Majorという目盛をもった同じ物差しが、ひと目盛ずつずれながら12本並んでいる」と考えることができます。

なんですか、もうとっくに考えていたって。そうですか、それならけっこう、Major Scale ( メジャースケール - 長音階 ) の12のKeyは気楽にメモリーして、先に進むといたしましょう。目盛だけに気楽にメモリーなんちゃって、おあとがよろしいようで・・・


A=440Hz (Standard pitch)は誰が決めたのか?

結論から言うとみんなで決めたらしい。それも会議で。つまりそれまでは各々がその時の気分で決めていたから、自由ではあるもののいちいち確認が必要で大変だった。そこで、1834年にドイツのシュテテウットガルトで会議が開かれAを440に決定した。しかしその後、1859年のパリ会議と1885年のウィーン会議ではAを435とすることを決定し、世界に二つのStandard pitch ( スタンダードピッチ - 標準ピッチ )が存在することになる。20世紀になってアメリカがA=440Hzを支持、日本もドイツ方式を採用。現在ではほとんどの国でA=440Hzを採用し、Pops、Rockでは100%がA=440HzをStandard pitch ( スタンダードピッチ - 標準ピッチ )としている。

さらに最近のRecording では Sound ( サウンド - 音響 )の傾向によって、A=441Hz、A=441.5、HzA=442Hzといった高めのStandard pitchを採用することが多くなっている。




MusicGateJAPANリンク 音楽サイト検索 - 音楽ニュース - PINGサーバー - 音楽レンタルサーバー - 音楽掲示板 - ライブハウス - 楽器屋サーチ - 音楽スタジオ - 音楽学校ガイド - 音楽留学ガイド - 音楽療法ガイド - 音楽ソフト - バンドメンバー募集 - 音楽業界求人 - 音楽の仕事メール - GarageBand.jp - BandBlog.net - ボーカルレッスン - 作曲と音楽理論 - RSSリーダー - BBS7.com - BlogRing.jp - 検索Seeks.jp スポンサードリンク 音楽学校アムバックス - 音楽教室プロセミナー

Copyright (C) 2005 AMVOX EDUCATE Co., Ltd. Reserved.
このページの全ての権利はアムバックスにあります。従いまして転用・複写 等は一切禁止いたします。