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4. 2つのMain Scale ( メインスケール - 主要音階 ) と仲間たち
Chromatic Scale ( クロマチックスケール - 半音階 ) に思いのほか長居をしました。でもまだ始めですから、慌てずにゆっくりと探検したほうがお互いに身のためだと思います。解ってもいないのに解ったふりをするのが、一番身体に良くありません。一つひとつ丁寧に探検するといたしましょう。
さて、目の前にずいぶんと豪華な階段が出現しましたね、右と左に堂々と2本、さっきの Chromatic Scale ( クロマチックスケール - 半音階 ) と比べると、 Step ( ステップ - 階段/音階 )が高いように見えますね、しかも左右の階段は、それぞれが同じようで少しだけ違います。どうですか、左の階段のほうにたくさんの人が歩いていますね。右の階段はそれほどでもありません。よく見ると右の階段を使っている人のほうがオシャレに見えませんか。
この二つの階段は、もともとはどちらでも自由に使うことができました。本来なら、両方を均等にバランスよく使って素敵な音楽の世界に入っていくことが理想でした。ところが、どういうわけか、多くのひとは左の階段しか気が付きません。左の階段を見つけてそちらばかりを使ってしまいます。そしてときどき、勘の良い人が右の階段をめざとく見つけて、こんどはこちらが空いているので右ばかりを使います。
Mr. Tone ( ミスタートーン )は今のうちに提案します。左右はバランス良く使いましょう。音楽はどこまでいってもプロポーションが大切です。
耳を澄まして下さい、もちろん歌声も聞えてきますね。「Do Re Mi Fa Sol La Ti Do・・・」子供の頃から聞いていた懐かしい歌声は左の階段から聞えてきます。右の階段からも聞えてきます。 「Do Re Mi Fa Sol La Ti Do・・・」同じように聞えますね、違いが解りますか。どことなく違うようですがどうですか。
お待たせしました。それでは2本の階段を ミス スコアー に書いてもらいましょう。このあたりになると ミス スコアー の美しさがいよいよ本領発揮です。
どうですか、実にシンプルで美しいではありませんか。音楽の組み立ては、この2本の階段、つまりふたつの Scale ( スケール - 音階 )を中心として、私たちの心を揺さぶります。
そうそう、言い忘れました。二つの階段には当然、それぞれに名前がついていて、みんなが良く使う階段をMajor Scale ( メジャースケール - 長音階 )、ほんとうは使った方が得なのに、使う人が少ない階段をReal minor Scale ( リアル マイナースケール - 長音階的短音階 ) と呼びます。minor ( マイナー - 短 )の頭文字が小文字なのには理由があって、今のうちからminor ( マイナー - 短 )を小文字で表記する、そんな Mr. Tone ( ミスタートーン )の心づかいを1ヵ月後に感じてくれたら幸せであります。
ところで、「Major」は英語で「主要な」という意味ですから、「長音階」という名前は英語の意味を正確には再現していません。英語を直訳すれば「主要な音階」となって、このほうが実態と良く合っています。
また、Real minor Scale ( リアル マイナースケール - 長音階的短音階 ) には一般的に普及している日本語訳はありません。あえて捜すと「長音階的短音階」という名称がありますが、ほとんどのミュージシャンはこの言葉を知りません。
そこで Mr. Tone ( ミスタートーン )は提案します。Rock&Popsの音楽用語は英語のままで使いましょう。これからも参考までに日本語の音楽用語も併記しますが、日本語がない用語もたくさん登場しますから、もし日本語が書いてない場合にはそう理解してください。もっとも、プロの世界ではほとんどのケースで英語の方を使いますから、日本語は参考程度に覚えておけば良いでしょう。
話を元に戻すと、2つの Scale ( スケール - 音階 ) の違いは、 Octave ( オクターブ - 8度 )(8音)ごとのただひとつの Tone ( トーン - 音 ) の、しかも Half Step ( ハーフステップ - 半音 ) だけの違いでしかありません。そこで2つの Scale ( スケール - 音階 ) の違いについて考えて見ましょう。もし我々が、つまり君と Mr. Tone ( ミスタートーン )が、違っているひとつ Tone ( トーン - 音 ) だけを見ていると、「木を見て、森を見ない」、つまり「小さな部分だけを見て全体を見逃す」ことになってしまいます。ここはひとつ「木も見て、森も見る」といった心がけで取り組みましょう。
ひとつの Tone ( トーン - 音 ) の違いは何を意味するのでしょうか。答えは Tone ( トーン - 音 ) の並び方にあります。そう、 Chromatic Scale ( クロマチック スケール - 半音階 ) を思い出して、比較して考えると解り易いでしょう。これからは話を簡単にするために、 Octave ( オクターブ - 8度 )だけにしぼって見てみましょう。
| Chromatic Scale ( クロマチック スケール - 半音階 ) |

| Major Scale ( スケール - 音階 ) |

| Real minor Scale ( スケール - 音階 ) |

Chromatic Scale ( クロマチックスケール - 半音階 ) と、ふたつの Scale ( スケール - 音階 ) 、つまりMajor Scale ( メジャースケール - 長音階 ) とReal minor Scale ( リアル マイナースケール - 長音階的短音階 ) との違いは明らかです。
それは Chromatic Scale ( クロマチックスケール - 半音階 ) が Half Step ( ハーフステップ - 半音 ) の階段であるのに対して、ふたつの Scale ( スケール - 音階 ) はWhole Step ( ホールステップ - 全音 ) と Half Step ( ハーフステップ - 半音 ) の組み合わせによって出来ていますね。
このように、ある条件でWhole Step ( ホールステップ - 全音 ) と Half Step ( ハーフステップ - 半音 ) が組み合わされている Scale ( スケール - 音階 ) によって、音楽の基本構成が作られます。
そこである条件とはこうです。良いですか。大事ですから箇条書きにします。
1. Whole Step ( ホールステップ - 全音 ) と Half Step ( ハーフステップ - 半音 ) だけで作られていること。
2. Octave ( オクターブ - 8度 ) の中に、5つのWhole Step ( ホールステップ - 全音 ) と、2つの Half Step ( ハーフステップ - 半音 ) を持っていること。
3. Half Step ( ハーフステップ - 半音 ) が2つ連続していないこと。
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Major Scale ( メジャースケール - 長音階 ) とReal minor Scale ( リアル マイナースケール - 長音階的短音階 ) を検証してみてください。見事に条件を充たしていますね。
すべてを Mr. Tone ( ミスタートーン )にまかせないで、君自身の確認が大切です。もしかしたら、この他にも有るかもしれません。3つの条件を充たしている階段を納得がいくまで捜してみましょう。
Major Scale ( メジャースケール - 長音階 ) は、2つの Half Step ( ハーフステップ - 半音 ) の間が、2連続と3連続のWhole Step ( ホールステップ - 全音 ) で構成され、Real minor Scale ( リアル マイナースケール - 長音階的短音階 ) は、2つの Half Step ( ハーフステップ - 半音 ) の間が、1つと4連続のWhole Step ( ホールステップ - 全音 ) で構成されていて、ふたつの Scale ( スケール - 音階 ) の違いはたったそれだけです。しかしながらたったそれだけの違いが、後になってとても興味深い現象を引き起こす原因になりますから、楽しみにしていてください。そう今のところは、「音楽の骨格となるMain Scale ( メインスケール - 主要音階 ) はこのふたつだけで、すべてはここから発展していく」と言うことを感じておきましょう。
ところでここまでの探検で気付いたのですが、どうやらミス スコアー にはMajor Scale ( メジャースケール - 長音階 ) が一番似合っているようです。 Piano ( ピアノ ) はどうでしょうか? やっぱりMajor Scale ( メジャースケール - 長音階 ) が自然ですね。そうですMajor Scale ( メジャースケール - 長音階 ) が自然に感じるのは、音楽の発達の歴史に大いに関係しています。そうだとすると Piano ( ピアノ ) の白鍵だけを見て、Major Scale ( メジャースケール - 長音階 ) がMajor、つまり主たる Scale であると、簡単に決めてしまことは危険かもしれません。目標とする Sound ( サウンド - 音響 )によっては、そこのところをチェックしておくと楽しいでしょう。
しかし現在にいたっても、ほとんどの音楽がMajor Scale ( メジャースケール - 長音階 ) を中心に組み立てられていますから、目標とする Sound ( サウンド - 音響 )によっては、当然そのまま受け取っても問題はないでしょう。
それでは音楽の基本を、確実に理解する目的を持って、Major Scale ( メジャースケール - 長音階 ) の研究のために、左の階段を登ってみることに致しましょう。
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