音楽理論 講座
作曲・編曲のための
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27. Blues chord の奥行き

Blues chord ( ブルースコード )の基本的なruleは次のとおりでした。この極めて自然発生した単純で感覚的な枠組みから、大変興味深い Blues chord ( ブルースコード )の世界が始まります。そしてこの Blues chord ( ブルースコード )と Blue note scale ( ブルーノートスケール ) が絡み合って作り出す独特のFeelingは、その面白さと気持ち良さで Musician( ミュージシャン - 音楽家 )を虜にしてしまいます。

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1,5,7,9,11に置く各々のFunction ( ファンクション - 機能 )は、各々の小節の最初の一瞬を確定するだけで良く、次のFunction ( ファンクション - 機能 )まで律儀にすべてを同じFunction ( ファンクション - 機能 )にする必要はありません。したがって、守るべきFunction ( ファンクション - 機能 )どうしの間は任意の Chord progression( コード プログレッション - 和音進行 ) で結ぶことができます。このことによって、 Blues feeling ( ブルース フィーリング - ブルース感覚 )という特定の感覚を維持しながら、多彩なVariation ( ヴァリエイション - 変奏 )が創造されてきました。

さらに嬉しいことに、この Rule (ルール - 規則 )は厳格に守らなくても良いことになっています。おおよそこんなFunction ( ファンクション - 機能 )を維持していればBluesの感じがするといった程度で良いでしょう。おおよその Rule (ルール - 規則 )を理解して出来る限り自由な発想で取り組んでください。

ある別の Rule (ルール - 規則 )をもって Rule (ルール - 規則 )を拡大することもできます。例えば Dominant ( ドミナント - 属和音 )の分割による Subdominant (サブドミナント - 下属和音 )の出現は、9小節目が Dominant ( ドミナント - 属和音 )であるという Rule (ルール - 規則 )を表面的に破っていますが、音楽理論的には確固たる意味があります。つまり、ここで一時的に置かれた Subdominant (サブドミナント - 下属和音 )は、あくまでも Dominant ( ドミナント - 属和音 )の分割であって本来の Subdominant (サブドミナント - 下属和音 )ではない。したがって、 Rule (ルール - 規則 )は維持されていると考えることができます。

それでは具体的な例で、 Blues chord ( ブルースコード )の変化していく様子を楽しみましょう。最初の例では基本の Rule (ルール - 規則 )を守ります。

Blues chord 1

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次の例では9小節目に Dominant ( ドミナント - 属和音 )の分割が加わります。そうそう言い忘れました。Bluesはご承知のとおり12小節単位の繰り返しが大きな特徴になっています。もちろんこの単位を14小節に拡大したり、10小節に縮小することも許されますが、基本はあくまでも12小節単位で、ほとんどのBluesがこのこと、つまり12小節を守っていますから、ここでは12小節単位の Chord progression( コード プログレッション - 和音進行 ) に絞って紹介します。

Blues chord 2

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次は Rule (ルール - 規則 )を守ったままで、チョット冒険をしてみましょう。
当然の約束事として、Altered tension ( オルタード テンション - 音階上にない緊張音 )は表記しますが、 Scale tone tension( スケールトーン テンション - 音階上の緊張音 )の表記は省略します。
したがって、C7、Bb7、F7、D7、D7(b5)には、適時必要な Tension ( テンション - 緊張音 )を付加してください。そしてその際に、ここでは Blue note scale ( ブルーノートスケール ) によって Phrasing ( フレージング - 楽句手法 )されることを考慮しましょう。

Blues chord 3

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さらに冒険してみましょう。次の例はあくまでもKey of Cですから、Cの Blue note scale ( ブルーノートスケール ) で Phrasing ( フレージング - 楽句手法 )することを想定して研究してください。そう、たまには16beatで見てみましょう。

Blues chord 4

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だいぶ面白くなってきましたね。このような考え方を元にして Blues chord ( ブルースコード )は果てしなく拡大して行きますから、そのVariation ( ヴァリエイション - 変奏 )は無数にあります。したがって、例をあげれば切りがありませんが、もう少しだけ具体例を見ておきましょう。
次の例ではFunction ( ファンクション - 機能 )の原則が崩れています。 Dominant ( ドミナント - 属和音 )の分割による変化や、必要なFunction ( ファンクション - 機能 )が小節の最後に現れている部分に注目しましょう。例えば Dominant ( ドミナント - 属和音 )であるべき9小節には、 Dominant ( ドミナント - 属和音 )の 登場を予測させる Chord ( コード - 和音 )を置き、実際の Dominant ( ドミナント - 属和音 )は10小節目の3拍目に置かれています。
このような方法で発展させれば、 Blues chord ( ブルースコード )をさらに発展させることができます。


Blues chord 5

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Blues chord progression ( ブルースコード プログレッション - ブルース和音進行) はRock feelingの骨格を形成します。ここでは4beatを中心として研究して来ましたが、同じchord progressionを8beatや16beatに応用することも考えてください。
さらに、12小節のchord progressionを、24小節に拡大したり、もしくは Blues chord progression ( ブルースコード プログレッション - ブルース和音進行) の一部を使って作品を創っても面白いでしょう。実際に、昔から多くのヒット作品が Blues chord ( ブルースコード )や Blues chord ( ブルースコード )の応用によって創られて来ました。
次の Chapter ( チャプター- 章 )では、Blues chord ( ブルースコード )における Chord ( コード - 和音 )と Phrase ( フレーズ - 楽句 ) の関係を研究します。


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