音楽理論 講座
作曲・編曲のための
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14. Tension ( テンション - 緊張音 )は音の宝石

いよいよ Tension ( テンション - 緊張音 )までやって来ました。ここの探検が終わると Sound World ( サウンド ワールド )は一段と面白くなりますぞ。

Tension ( テンション - 緊張音 )とは緊張感、 Sound World ( サウンド ワールド )に繊細な輝きを作り出すこの宝石が、音楽の世界に適度の刺激を持ち込んで、退屈な日常を救ってくれています。それにしてもこの刺激は滅法よく効きますよ。楽しくなったり、せつなくなったり、もっとも使いすぎると不安になることもあります。

そうです、普段の生活と同じですね。私たちの毎日の生活に、もし刺激がまったく無かったとしたら、それこそ退屈になって居ても立ってもいられなくなります。人間が快適に暮らすためには適度の刺激、つまり適度の緊張感、すなわち Tension ( テンション - 緊張音 )が必要不可欠というわけです。

ところが、緊張の連続が長時間続くとしたらどうですか?そんな時、私たちは、早くこの緊張から解放されたいと思うでしょう。そして緊張から解放されたとき、解放された安心感でとても良い気持ちになります。考えて見ると私たちはとても我がままで、平穏な日常が続くと物足りなくなって、何かの緊張する出来事を期待するのに、緊張が続いて苦しくなると、こんどは早くこの緊張から解放されたいと思い始めるようです。

Sound World ( サウンド ワールド )に戻って考えてみましょう。 Sound World ( サウンド ワールド )の本来の目的は、あらためて言うまでもなく「音楽を楽しむ」です。つまり音楽を聴くことによって、どこまで快適な気分になれるかによって、その音楽の好き嫌いが決定されるというわけです。

音楽を楽しむことが快適な気分になることだとしたら。そうです、みんなが欲しいもの、つまり適度の緊張感と適度の安心感をプレゼントすれば、みんなの好きな Sound ( サウンド - 音響 )が出来上がります。そして Tension tone( テンション トーン - 緊張音 ) はその名の通り、 Sound World ( サウンド ワールド )に緊張感を提供する絶好のツールなのです。

結論的に言えば、あらゆる表現手段において大切なことは Tension ( テンション - 緊張音 )とRelaxation(弛緩)の Proportion ( プロポーション - 調和 )です。音楽はもちろんのこと、映画も、ダンスも、演劇も、絵画や文学も同じです。さらに笑いの追求やサーカスの演出は言うまでもなく、私たちが日常なにげなく行っている会話でさえ、ほんの少しだけでも Tension ( テンション - 緊張音 )とRelaxationの Proportion ( プロポーション - 調和 )に気を使うだけで、いきいきとしてくるから不思議です。

さて、 Proportion ( プロポーション - 調和 )に気を使うとは言っても、実際の Sound World ( サウンド ワールド )ではどうすれば良いのでしょうか?最終的にはFeeling(感覚)の問題ですから、 Mr. Tone ( ミスタートーン ) としても断定は出来ません。しかし西暦1500年あたりだと0%と言える状態でしたから、今のところ、つまり現代、今日、今、この時点では、そうですね、その比率約50%と考えておいてはいかがでしょうか。 でもこれは、あくまでも Mr. Tone ( ミスタートーン ) の個人的見解です。 Proportion ( プロポーション - 調和 )の決定にあたっては、君自身のFeelingを信じて勇気ある決断をすることが、音楽を楽しむにあたって最も大切なことであります。


「感動的な音楽は、勇気ある決断から生まれる」 Mr. Tone ( ミスタートーン )


この章のタイトルで 「 Tension ( テンション - 緊張音 )は音の宝石」と語ったように、この Tension ( テンション - 緊張音 )を適切に使うことによって Sound ( サウンド - 音響 )は輝きます。しかし、 Tension ( テンション - 緊張音 )は Tone ( トーン - 音 ) の役割のことですから、ひとつの Tone ( トーン - 音 ) を指してこの Tone ( トーン - 音 ) が Tension ( テンション - 緊張音 )であると言うことは出来ません。それは、 Sound World ( サウンド ワールド )ではみんなが王様になれるあの話といっしょです。もう君も十分に理解しているとおり、 Chord ( コード - 和音 )の変化によって Tension ( テンション - 緊張音 )も自在に変化して、一つひとつの Tone ( トーン - 音 ) が、 Tension ( テンション - 緊張音 )の役割をしたり、Relaxationの役割をしたりするのです。

それでは、 Tension ( テンション - 緊張音 )についての研究に入りましょう。 Tension ( テンション - 緊張音 )は次の7つがその全てで、泣いても笑っても他にはありません。

♭9th  9th  #9th   11th  # 11th  ♭13th  13th

そのうち、ここで扱う Tension ( テンション - 緊張音 )は次の5つで、b9thと#9thは上級者島で扱うことにしました。

9th   11th  # 11th  ♭13th  13th

なぜ現時点で、この5つしか取り上げないかというと、今君が知っている左の階段、つまりMajor Scale ( メジャースケール - 長音階 ) にはこの5つの Tension ( テンション - 緊張音 )しか登場しないからです。 そう Tension ( テンション - 緊張音 )は、 Chord ( コード - 和音 )と同じように Scale ( スケール - 音階 ) と対応させながら理解することによって、実際の音楽活動の強力なKnow-how ( ノウハウ - 役立つ知識)になります。

まず、Key of Cで Tension ( テンション - 緊張音 )の復習をしましょう。


Diatonic Chord ( ダイアトニックコード - 全音階和音 )に対する Tension ( テンション - 緊張音 )の位置が解ったところで、次にDiatonic Scale ( スケール - 音階 ) に現われる全ての Tension resolve ( テンションリゾルブ - 緊張音からの解決 ) を確認しておきましょう。 Tension ( テンション - 緊張音 )には度数を表示しておきます。1音1音丹念に検証しましょう。そして Avoid note ( アボイドノート - 回避音 )からの解決も同時に確認してしまいましょう。ここでもう一度、 Tension ( テンション - 緊張音 )と Avoid note ( アボイドノート - 回避音 )の使用上の違いを思い出して見ると、 Tension ( テンション - 緊張音 )が作り出す適度の緊張感であれば、これを4分音符以上持続したとしても、ほとんどの現代人にとって不快感にはならないのに対して、 Avoid note ( アボイドノート - 回避音 )は4分音符以上その位置に止まると、強度の緊張感でほとんどの現代人が不快感を感じます。ところが、一見扱いにくそうに見える Avoid note ( アボイドノート - 回避音 )の性質も、私たちがメリットとして考えて有効に活用することで活かすことが出来ます。つまり、8分音符でChromatic方向に動けば、たとえ Avoid note ( アボイドノート - 回避音 )であっても、すべてのケースで問題は発生しないと言う訳です。もちろん Tension ( テンション - 緊張音 )は、長い音符に変更しても問題はありませんから、君の感覚で検証してみましょう。


Diatonic Scale ( スケール - 音階 ) とDiatonic Chord ( ダイアトニックコード - 全音階和音 )とで考えられる
全ての Tension resolve ( テンションリゾルブ - 緊張音からの解決 ) を研究するためのEtude

Key of C
midi

Key of Cで感覚を掴んでから、全てのKeyで研究してみましょう。どんなKeyで弾いてみても、ただ平行に移動しているだけですから、考えていた以上に簡単です。12のKeyの簡単さを実感してください。

Key of FKey of BbKey of EbKey of Ab
Key of DbKey of GbKey of BKey of E
Key of AKey of DKey of G

ここでは、 Tension ( テンション - 緊張音 )のMelodic ( メロディックー 旋律的)な使い方について研究してきました。しかしどうでしょう、そんなに良いものなら Chord ( コード - 和音 )の中に持ち込んでみたいとは思いませんか?つまり Tension ( テンション - 緊張音 )をHarmonic(和声的)に使うとどうなるか。そう、自然な感動で満ち溢れる「 Tension ( テンション - 緊張音 ) Chord ( コード - 和音 )の森」それはこのすぐ近くにあります。さっそく行ってみましょう。


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