音楽理論 講座
作曲・編曲のための
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1. はじめに

はじめまして、私の名前は Mr. Tone ( ミスタートーン )です。「本当にありがとう」、最初に、何時も気にかけてくれていることにお礼を言います。何故かと言うと、君が今この本を読んでくれているということは、私に、いや私たち Tones ( トーンズ )の活躍に感動して、大いに興味を持ってくれていることを証明していますから。

それにしても、君と私、つまり私たちは良く似ていますね。そう、私たちは自由が大好きです。私たちはとても積極的ですから、ちょっとした隙間を見つけて、どんな所でも入り込みます。一人でも生活はできますが、しばらくすると友達が欲しくなります。そして仲間といっしょにいると俄然元気になります。ですから結論的には一人では生きていけないようです。

私たちはとても感情の起伏が激しくて、そのことで煩わしがられることもしばしばですが、動き回るのが大好きなので、じっとしていたとしても30秒と持ちません。だから縛り付けられるのは当然大嫌いで、規則漬けの生活などとても我慢できません。そのくせほったらかしにされると、すぐにNoise ( ノイズ - 雑音 ) になって人に迷惑をかけますから扱う方も大変そうです。それにどんなにカッコをつけても、空気が無いと何もできないところも同じですね。

え、自分はそうじゃないって?

それは失礼しました、ご無礼はお許しいただくとして、よく考えてみてください。やっぱり私たちは良く似ています。実際のところ私たちは、きわめて根源的な部分で一つの概念に制御されています。私たちをコントロールする共通の概念、それは時間です。時間が止まると私、つまり Mr. Tone ( ミスタートーン )は消滅します。そしてそのことは君も同じです。しかし時間が止まることはありませんから、私たちは何の心配もしないで時間の中を遊ぶことができますね。

普通ならこの辺で話を止めてもいいでしょう。しかし音に興味を持ったらそうはいきません。それでは時間によって、私たちの何が制御されているかが問題です。そう、拘束されることは嫌いですから、できれば時間からも逃れたいと、私も何時も思っていますが、今だにうまい方法が見つからないので、君がもし発見したら真っ先に私に教えてください。それはともかく、時間は Rhythm ( リズム ) を制御しす。 Rhythm ( リズム )はある一定の規則性を持った強弱、またはON/OFFの繰り返しです。

音は、物理的には空気の振動ですから、空気密度の強弱(濃淡)によって伝わっていることは、皆さんご承知のとおりですが、人間の存在そのものも、一定の規則性をともなった、多くの周期的な活動によって維持されています。神経細胞レベルにおいても、循環器レベルにおいても、呼吸器レベルにおいても、人間の生存のすべてが Rhythm ( リズム )によって制御され、その Rhythm ( リズム )は時間の経過によって確認されます。

音も全ては Rhythm ( リズム )、つまり一定の規則的波動によって成立していると、私、つまり Mr. Tone ( ミスタートーン )が言いたがっていることは、もうお解りですね。そうです、ミュージシャンは勘が良くなければいけません。そのとおり、音を理論的に解明すると言うことは、規則的波動を検討分類して、君自身が扱い易いように整理整頓をしておく作業です。

心配しないでください。 Mr. Tone ( ミスタートーン )が付いています。合理的で解りやすく、後々まで役立つ方法を教えましょう。君は私、つまり Mr. Tone ( ミスタートーン )の言葉を信じて付いてきてください。

それではこれから私といっしょに Sound World ( サウンドワールド ) に突入しましょう。

・・・3・2・1・GO!



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